分譲マンションの内覧会で、不具合や、気になる箇所を発見した場合は、建築業者に適切に伝える必要があります。この記事では、内覧会での指摘事項の伝え方、そして記録の残し方について解説します。まず、指摘事項を伝える際のポイントについてです。一つ目のポイントは、「具体的に伝える」ことです。不具合箇所を伝える際には、曖昧な表現ではなく、具体的に、どの部分が、どのように不具合なのかを伝えましょう。例えば、「壁に小さな傷がある」ではなく、「リビングの壁の、〇〇から〇〇センチのところに、直径1センチの傷がある」など、具体的に伝えることで、業者も状況を把握しやすくなります。二つ目のポイントは、「感情的にならない」ことです。不具合が見つかると、不満を感じてしまい、感情的になりがちですが、冷静に、落ち着いて、業者に伝えるようにしましょう。感情的な伝え方をしてしまうと、業者も、誠実に対応してくれなくなる可能性があります。三つ目のポイントは、「写真や動画を活用する」ことです。不具合箇所を写真や、動画で記録しておくと、業者に状況を伝える際に、より分かりやすく説明することができます。また、写真や動画は、後々、トラブルになった際にも、証拠として利用することができます。四つ目のポイントは、「複数の箇所を指摘する場合は、優先順位をつける」ことです。複数の不具合箇所を指摘する場合は、優先順位をつけ、重要な箇所から指摘するようにしましょう。次に、記録の残し方についてです。内覧会で、確認した内容や、業者とのやり取りは、必ず記録に残しておきましょう。記録を残すことで、後々、トラブルになった際に、証拠として利用することができます。記録を残す際には、以下の点に注意しましょう。一つ目のポイントは、「日付と時間を記録する」ことです。いつ、どのような状況で、確認したのかを、正確に記録しましょう。二つ目のポイントは、「担当者の名前を記録する」ことです。担当者の名前を記録しておくことで、後々、誰に確認すれば良いのかを把握することができます。三つ目のポイントは、「不具合の内容を具体的に記録する」ことです。不具合の内容を、箇条書きで、具体的に記録しましょう。四つ目のポイントは、「業者とのやり取りの内容を記録する」ことです。業者とのやり取りの内容や、約束した内容などを、記録しておきましょう。